一般社団法人全麺協 に対する 常路麺打ち愛好会の姿勢 「NPOそばネットジャパンは、全麺協そば道段位認定制度と近似する制度(技能検定による段位認定制度)を取り入れて実施しようとしていることが判明しました。この技能検定による段位認定制度(初段から六段まで)は、当法人の制度を模倣したものであり、誠に遺憾に思う次第です。」とのことです。 これは、そばネットジャパン(以下SNジャパンという)の技能検定制度をそば道段位認定制度と近似する制度と決めつけ、「当法人の会員に多大な混迷をもたらし、ひいては当法人の事業運営に少なからず影響を及ぼすものと判断した」とするものです。 私たち、常路麺打ち愛好会は、一般社団法人全麺協のそば道 基本理念の「そば道は手打ちそばを通じて自らを高め、心豊かで潤いのある人生を歩み社会に貢献することです。」 及びそば道の六つの憲章に共感し、全麺協会員となっておりました。 SNジャパンは、「仲間との絆を大切に、そば伝道師としてそば食文化の継承、地域貢献を果たす」としています。またそれらを学習ととらえております。技能検定の段位はそば打ち技法、プロアマにこだわらず、「食べて完了」をコンセプトに、そばロス“0”を目指しています。したがってそばの量も全麺協とは違って1kgを限度としています。丸延し技法に対する検定基準も備えていますし、五段は郷土そばによる検定、六段はさらしなそばとしています。知識も技能とは別に、知識(そば学)だけの学習も認めています。江戸そば(角延し)に特化した全麺協審査との違いは明らかです。 私たちは、SNジャパンのこの考え、理念に共感しSNジャパンの会員となったわけです。 一般社団法人の社員(団体正会員)の法定退会(除名)は定款で明記すべきとあり、全麺協の定款でも 私たちが、全麺協に対してどんな不利益を与えたのでしょうか。段位にしても双方の段位を取得しても良いと思います。お互いの良い所を研鑽して、両団体が切磋琢磨していけば共存共栄となるのではないでしょうか。段位認定制度は全麺協の専売特許ではありません。今までも段位認定制度を謳った団体はありました。 私たちの活動は、全麺協だろうと、SNジャパンだろうと変りはありません。共感する理念の団体に所属します。 令和2年11月26日 常路麺打ち愛好会 会 長 新嵜 照幸
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